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山商図書委員会、図書館講座のパネルディスカッションに参加

7月9日に山形県生涯学習センター(遊学館)で図書館講座が開催されました。その図書館講座で「中高生の読書活動を推進するには」というテーマでパネルディスカッションが行われ、本校から図書委員長の3年菅野なつみさんと、図書副委員長の3年清水保奈美さんがパネラーとして参加しました。

今回本校の図書委員が参加したのは、昨年『第54回青少年読書感想文全国コンクール 読書感想文推進大賞』という全国の高校でただ一校選ばれる賞をいただき、山商ではどんな読書活動をしているのか紹介して欲しいということで呼んでいただいたのでした。

図書館講座入り口

始まる前の会場の様子、しばらくすると会議場が図書館関係者で埋まりました。高校生で参加したのは二人だけで、二人は緊張で胃が飛び出そうだったとのこと。

始まる前

発表前の二人。固くなっているだろうに笑顔で写真に映ってくれて安心しました。参加した司書は二人の目の前を陣取りました。

 
 
 
 

菅野発表

 発表の様子です。前半は菅野委員長。

清水発表

 後半は清水副委員長。画面左下は寺澤先生。私たち祈るような思いで見つめています。 

全体像

 見てください!こんなに大人だらけの中で発表しているんですよ!

前日まで寺澤先生と遅くまで残って作業していました。リハーサルを重ねたパワーポイントを使い堂々とした発表でした。3年生で忙しい上にテスト期間を挟んでの打ち合わせは大変だったでしょうに、当日自ら原稿を増やしてきたということを後から聞いて、二人の心意気に感服しました。

 

発表のテーマは「本校図書館の取り組み」。

まず本校の概況、特色、図書委員の活動を発表し、なぜ本を読まないのかという高校生の生の声を発表するところでは、図書館の方が盲点だったと言う場面もありました。高校生の生の声として今回とりあげたのは、

○「面倒だから」

○「忙しいから」

○「どんな本を読んだらいいのかわからない」

○「図書館が遠い」

というものです。この四つのことへの対策として本校で取り組んでいることは、

「一斉読書」・「全校読書会」・「校内ポスター作成」・「コーナー作り」・「図書館便り」・「輸誠文庫だより」・「展示用ショーケース」・「読書会→卯月の集」・「図書館訪問」・「山商祭図書委員企画」

を行っています。このように学校行事としてや、広報活動として図書委員は読書を推進しようと活動をしています。学校行事として読書をする時間が確保されているということ、気にすれば色んなところで本が紹介されていること、山商生徒の皆さんは実は読書をするにあたり幸せな環境にいるんですよ。

発表を見事に成し遂げた二人でしたが、もう一つの山場が待っています。図書館関係者による質問を交えてのパネルディスカッションです。

質問回答1

質問2

一斉読書や全校読書についての質問や、古本市をどのようにするのかなど多くの質問がよせられました。一つ一つ丁寧に答えています。

今回のパネラーには図書館職員の方、学校司書の方、中学校の図書館担当先生がいたのですが、真似できそうな活動を紹介していただき大変参考になりました。

まとめ
 
 
 

最後、二人にとって予想外だった「中高生の読書活動を推進するには」という今回のテーマをまとめるというものがありました。私たちの心配をよそに自分の言葉でまとめ、図書委員会でこんなことをやりたいと語る姿に涙が出そうに・・・。

もう一つの予想外、コーディネーターたっての希望で寺澤先生から一言。先生の言葉によって二人の頑張りや図書委員の頑張りが思い出され、山商図書館はめぐまれた環境であると再認識しました。蔵書は六万冊を超え、広い綺麗な図書館に、頑張ってくれる図書委員たち、当たり前のことがこんなにも幸せであると思いました。二人の言葉と先生の言葉に、もう涙腺が崩壊し三人が霞んで見えませんよ。

 帰りがけ他のパネラーの方に賞賛の声をかけてもらう二人の姿を誇りに思いながら、明日からまた頑張ろうと思ったのでした。これからも山商図書館のライブラリーレボリューションっぷりをお楽しみに☆

 

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