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【情報科1年】企業におけるDX研修②(アイリスオーヤマ)=DXハイスクール=

 11月11日、情報科1年生は企業におけるDX研修としてアイリスオーヤマ㈱ 角田I.T.P.を訪問し、企業見学とグループワークを実施して参りました。アイリスオーヤマは本校卒業生も多数勤務しており、生徒からは人気の就職先となっています。

 講義では、角田I.T.P.の会議室にて会社概要やDX推進の取り組みについてご説明いただき、売上推移や事業領域の拡大、データに基づいた意思決定の仕組みなどを学びました。生徒たちはご説明いただいたお話やスライドをもとに熱心にメモを取り、ITが経営や現場改善に直結することを実感しました。

 続いて、パックご飯を一貫生産する工場を見学しました。衛生管理のためヘアキャップを着用し、原料の投入から洗米・炊飯、充填・密封、加熱殺菌、検査、箱詰めに至るまで、ほぼすべての工程が自動化されたラインを間近で確認。人の役割は各機械の監視や設定の調整、品質の最終確認が中心で、センサーやデータを活用した稼働状況の可視化によって高い品質と効率が実現されていることを学びました。生徒たちは、DXが食品製造の現場でも安全・品質・生産性を同時に高めていることを実感しました。

 グループワークでは、限られた時間で「相手に伝わる説明」を行う演習に取り組みました。相手の反応を確認すること、先入観を捨てて共有情報の差を埋めることを意識しながら、業務フローのデジタル化、社内コミュニケーションの改善など、現場課題をDXで解決するアイデアを学びました。グループワーク後のフィードバックを通して、情報を正確に伝達する力の重要性を再確認しました。

 今回の研修を通じて、生徒たちはITの学びが企業活動のあらゆる場面で活用されていることを体験的に理解し、将来の進路や職業観をより具体的に描くことができました。ご多用の中、丁寧にご対応くださったアイリスオーヤマ株式会社の皆さまに厚く御礼申し上げます。今後も産学連携を通じて、実社会で役立つ学びを一層深めてまいります。

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