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【情報科】レジリエントICT研修②(NICT-情報通信研究機構)=DXハイスクール=

 729日、情報科2年生は「レジリエントICT研修」の一環としてNICT(情報通信研究機構)レジリエントICT研究センターを訪問し、研究センター長の井上真杉氏をはじめとする研究者の方々から、研究内容のご説明を伺いました。 

 まず、井上研究センター長は2011年の東日本大震災を契機に注目が高まった災害時でも強靭かつ迅速に回復できるICT技術(レジリエントICTの重要性を丁寧に解説されました。特に、災害に強い無線や光通信技術、自然災害の予兆を捉える「インフラサウンド」技術の紹介は、生徒たちにとって衝撃的で大きな関心を呼びました。

 その後、生徒は3グループに分かれて研究室を見学。最初に訪れた光通信系の研究室では、電磁波としての電波と光通信の基礎からマルチコアファイバーの研究に至るまで、実際の研究成果に触れる貴重な機会となりました。次に「NerveNet(ナーブネット)」の研究室では、災害時にも通信を維持できる分散型ネットワーク技術の仕組みと事例を学びました。NerveNetは通信・情報アクセス・制御・エネルギーの四つの脆弱性を解消し、平時にも利用できる耐災害性と柔軟性を備えたシステムです。最後の研究室では、無線通信を用いたロボットの遠隔制御を体験。AIを活用して電波が途切れて操作ができなくならいように移動する機能を持ったロボットは、ICTが現実世界で果たす役割を実感することが出来ました。 

 この研修を通じて、非常に難しい内容ではありましたが、生徒たちは教室で学ぶ技術と最先端の研究とのつながりを感じ、ICTが社会課題の解決や人々の安全に貢献することを学ぶことができました。今後将来の学びや進路を考えるうえで視野が一層広がったようでした。

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