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【情報科 DXハイスクール】コンピュータグラフィックス入門とVR/AR 技術の活用 金沢工業大学 山本知仁教授
金沢工業大学の山本知仁教授による「コンピュータグラフィックス入門とVR/AR技術の活用」の特別講義を実施しました。
講義では、コンピュータグラフィックス（CG）の基本原理を解説。奥行きを持つ3次元CGを作成するには、モデル、カメラ、光源の3要素が不可欠。CGのモデルは、主に三角形のポリゴンで構成されるサーフェイスモデル（張りモデル）であり、アニメーションは平行移動、回転、拡大縮小の座標変換によって実現されると説明されました。また、よりリアルな映像を生成する技術として、光の反射を追跡・計算するレイトレーシングや、複数の写真から3Dモデルを作成するフォトグラメトリ技術が紹介されました。
講義の後半では、生徒がApple Vision Proを装着し、山商の先輩たちが課題研究で作成した月山などの360度映像や、フォトグラメトリで制作したチーズケーキの3Dモデルを体験し、その高い没入感を体感しました。山本教授は、VR/AR分野は現在人材が不足しており将来性が高いと強調し、将来ゲームクリエイターを目指す者には線形代数（行列の計算）の知識が不可欠である、また、VR技術は、旅行が難しい高齢者への疑似体験提供など、幅広い応用が期待されているとご助言頂きました。
