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他校の友達に刺激を受けて

                                 新潟大学経済科学部

 私は将来、父の会社の跡を継ぐことを決めており、そのためにより深く経済や経営の勉強をしたいと考えていました。そして当初は漠然と、その学費の安さから国公立大への進学をにらみ、山商経済科に入学することにしました。しかし、今になって3年間を振り返ってみると、自分の勉強の仕方はあまり褒められるものでも、参考になるようなものでもありませんでした。中学生の頃から計画を立てて勉強することが絶望的に苦手で、高校に入って最初の考査から3年生の学年末考査まで、前日にカフェインを入れてなんとか提出物を終わらせ、点数を無理矢理に取るということを毎回繰り返していました。
 1年生の頃は考査の点数をキープするのに精一杯で、平均点数が80点を超えたり超えなかったりという状況が続いていました。2年生になり少し経った頃、他校の友人との会話で学力の差が中学の頃よりもかなり開いてしまっていることに気がつき、自分は何をやっているんだと思うようになりました。そうして勉強に力を入れなければならないと思い、考査で安定して80点以上を取れるようにしたり、検定勉強に励んだりするようになりました。
 3年生になる頃には国公立大の中でも新潟大に行くという志望が固まっており、校内選考の時点で落とされたくないという気持ちから春休み中に日商簿記2級、5月に実用英検2級を取得しました。また、その時期には他校の友達への嫉妬にも似た気持ちがコンプレックスと言えるほどまでに大きくなり、自分にも誇れるものが欲しいと考えさらに高度な検定の取得に向けた勉強を毎日行うようになりました。結果はあまり芳しくありませんでしたが、自分の勉強に適した時間や生活習慣などが分かり、後の入試の勉強にそれらを活かすことができました。
 校内選考では新潟大受験のチャンスを獲得するとともに、過去問を先生から頂きました。新潟大学の推薦入試の問題は面接や大量の字数での小論文が課されず、文章の読解、簡単な計算、そして200〜300字程度の短い記述を行う「総合問題」という変わったものが出題されるため、過去問をしっかり見て研究しなければなりませんでした。さらに、その形式となったのは近年であり、過去問が非常に少なく傾向を掴みにくいものでした。そのため、時事問題や現代用語を取り扱った書籍を読んだり、先生方から頂いた現代文のテキストの記述問題を解いたり、時間を測って要約の練習をしたりと幅広く勉強を行いました。そのほかにA4用紙1枚表に記入する「志願理由書」がありました。これには予定を大きく超える時間がかかってしまい、総合問題の対策を行う時間がかなり削られてしまいました。書く量が他の人たちに比べてやや少なく感じられたこともあり、2週間ほどあれば完成すると思っていましたが、書くべき内容が決まらず予想以上にペンが進みませんでした。しかし、毎日担当の先生と相談し、指導をいただくことで方針が決まり、予定より1週間ほど遅れたとはいえ、なんとか完成させることができました。残された少ない時間での総合問題対策は毎日やらなければならない量が多く、元々勉強する習慣がしっかりとは身についていなかった自分にはかなり厳しいものがありました。そんな中、他校の友達は今頃冬の一般受験に向けて必死に勉強をしていることを考えると奮い立ち、どうにか毎日の勉強を続けることができました。そうして迎えた本番では他の問題にも影響する計算ミスをしてしまい、後に気づいた時にはヒヤリとしましたが、それでも合格通知を受け取ることができたため、最後まで諦めずに取り組んだ成果が出せたと感じました。
 下級生の皆さんには当たり前のことですが、提出物を書き込みもしてしっかり出す、考査は全教科80点以上をとる、全商検定は4種目以上取りにいく、日商簿記と実用英検2級も取っておく、そして睡眠は時間をずらしてでも毎日7時間程度とる、という5点を行えば行く大学はほぼ自由に選べるようになります。睡眠は日々の勉強の質に直接関わるためかなり大事です。また、自分に合った勉強の方法を見つけ、効率的で正しい努力を継続することが大切です。これから受験に向かう皆さんがそれぞれ納得のいく進路に進めることを祈っています。
 



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