商業と本校の学科構成について

 商業を学ぶ目的は何でしょう。それは、一言で言えば「ビジネスの基礎・基本の能力」を養うことです。ビジネスの基礎・基本の能力とは、「豊かな人間性」「創造性」「ビジネスの理解力と実践力」などビジネス活動を行っていくうえで必要とされる態度や能力のことです。 それでは、ビジネスとはなんでしょうか。ビジネスとは「企業が利益の獲得を目的に営む事業活動」のことを言います。
 本校は令和4年に学科改編を実施し、現在の「総合ビジネス科」・「経済科」・「国際コミュニケーション科」の3学科体制から、令和4年度の1年次より新たな「総合ビジネス科」・新設する「情報科」・これまでを引き継ぐ「経済科」の3学科体制となります。全ての学科で普通科目と商業の専門科目を学習しますが、時間の割合はおおよそ2:1で、1年次は30時間のうち9〜12時間が商業の科目となります。進路選択のみならず、興味・関心にも添えるような選択科目が準備されており、学科を超えた授業展開(3年次選択科目)も行われる予定です。詳しくは、各学科のページをご覧ください。

学科名 主な学習分野
総合ビジネス科
定員(160名)
会計分野を中心に、商業全般を選択
情  報  科
定員(40名)
ビジネス情報分野を中心に、会計分野も学ぶ
経  済  科
定員(80名)
進学型の会計分野が中心

商業教育について

『商業』がよーくわかる
ガイドブック
高校の商業教育
新しい全商検定
令和4年度より

商業教育における4つの分野

 商業教育の中身を大きく分けると4つの分野に分類されます。
 このほかに基礎的な科目として「ビジネス基礎」、総合的な科目として「課題研究・総合実践・ビジネス実務」があります。なお、本校では「総合的な探究の時間」を「課題研究」によって代替しています。

 
分野名
内容
該当教科
マーケティング分野

消費者が商品を買うまでの行動や意識などを調べて、新しい商品を開発したり、値段を決めたりする仕組みなどが学べます。自分たちで商品やパッケージデザインを考えて、実際に販売している学校もあります。

・マーケティング
・商品開発
・広告と販売促進
ビジネス経済分野

社会生活に欠かせない経済の仕組みを詳しく勉強します。「景気」や「経済成長」、「国際経済」や「金融政策」など、ニュースに出てくる言葉が沢山学べます。また、自分で会社を作る「起業」についても勉強できます。

・ビジネス経済
・ビジネス経済応用
・経済活動と法
会計分野

会社が取引をする際の商品やお金の流れから、その会社の価値や利益などが分かる資料を作成する仕組みが学べます。製品1個がいくらでできるか計算する「原価計算」や経営方針の決定に役立つ「管理会計」を勉強すれば目指すは夢の公認会計士!?

・簿記
・財務会計T・U
・原価計算
ビジネス情報分野

会社で使われているワープロや表計算、プレゼンテーションソフトの使い方、「ネットワーク技術」や「情報セキュリティ」など、コンピュータの知識を基礎から学べます。プログラミング言語も勉強すれば、将来はITエンジニア!?

・情報処理
・ビジネス情報
・プログラミング
・電子商取引