校章(マーキュリー)

マーキュリー

ローマ神話に出てくる「マーキュリー」をかたどり、翼のある杖に二匹の蛇をからみ合わせ。それに「YAMAGATA COMMERCIAL」の頭文字「YとC」を組み合わせたものである。翼は使節、飛躍を現し、杖は和合を、蛇は知恵をつかさどる。大正7年4月1日市立商業高等として開校された当時、初代校長 渡辺徳太郎によって制定された。

校訓(輸誠)

輸誠

『 輸 誠 』(ゆせい)

「自己を偽らず、他を偽ることなく真心を充分に尽くす」

「誠とは真実の心である。真言であり、真実であり、真心である。己を欺かず人を偽らぬ正直の心である。殊に、私心、利己心をはなれた純粋の心で、正しいことを行おうと努力することは誠の心の尊い働きである。誠の心、これを他の言葉でいえば正直であり、真面目であり誠実である。乃ち、誠とは心に一点の曇りなく、自ら欺かず、他を欺かず、影日向なく自分の為すべきを為すこと、即ちその本分を尽くすことであり、その本文たるを知って忠実にこれを果す。これが誠である。中庸に真の徳を力説して『誠はものの終始、誠ならざれば物なし』といい、また孟子は『誠は天の道なり、誠にせんと思う人は人のみちなり』という。(「校訓読本」昭和16年第2代校長 住人勝蔵 著 より)